今日、8月22日は、台湾にRELEASEの現地法人「璃里素股份有限公司」を設立して2周年記念日です。当時は、台湾がブロックチェーンアイランドを目指しているという情報だけを頼りに、まずは台湾に会社をつくらなければ、という意気込みだけで、インターネットで調べた台湾の会社設立代行会社に行けば、とりあえず何とかなるだろうと、すぐに飛行機やホテルの予約をしたのですが、気づけばパスポートの期限が切れてたり、急いで様々な準備をして、第1回目に訪台したのが確か2018年6月中旬だったと思います。
すると、台湾はマネーロンダリングにとても厳しい国で、日本の台湾領事館にあたる「台北駐福岡経済文化分處」に行って、何枚も書類を提出し、審査を通過しなければ台湾に会社を設立することができないという事実を知り、何度も足を運び、いろいろ書類の書き方を教えていただき、その書類を台北の代行会社に提出・・・ そして次は、台湾の国税局に書類提出と面談、ここでも事業内容に「暗号通貨(仮想通貨)の取り扱い」と記載していた為、金融商品に厳しい台湾では、簡単に会社設立が認められず、本当に苦労しましたが、台湾の代行会社「台湾トランス」の社長はじめ、スタッフの方々も一生懸命に国税局の税務官を説得してくれ、なんとか承認していただくことができました。
その次は、取引銀行に新規口座開設するために、会社の本拠地を置く(台湾新北市)の 華南銀行 に行って、国税局で承認された書類などを提出、すると、ここでも、マネーロンダリングを警戒され、すぐに口座を開設していただくことができず、数日間の回答待ち・・・ とりあえず帰国して回答を待つことに・・・ すると、再度 銀行に面談に来るように指定され、華南銀行に面談に行ったところ、レンタルオフィスでの現地法人の設立を認めることはできないとの回答、そこでも代行会社が実際にソーシャルメディア事業を行ってことや、その他、日本での事業の実績なども詳しく説明してくれ、代表者以外の(血縁関係)がない取締役を1名、面談に連れて来てください。それから再審査させていただきます。との回答・・・
そのときに、偶然にも一緒に訪台していたのが、台湾RELEASEの現地法人の取締役として申請していた「Rika Ishibasi」がその場に同席していた為、すぐに面談していただき、なんとか無事に口座を開設していただくことができ、その銀行の承認証明書をもって国税局に行き、ドタバタ劇の末、その日 2018年8月22日 に「璃里素股份有限公司(Release Co,. Ltd.)」の現地法人を設立することが出来ました。
まったく知らない国に行き、法律や法規もわからず、ヒヤヒヤ・ドキドキしながら、現地法人を設立した2年前の今日のことは一生忘れられない思い出となっています。その後、現地法人を設立したものの、経理関係も日本とはまったく異なるため、苦労の連続でしたが、今となっては早く台湾に行って事業を拡大させたいと思っています。(現在は新型コロナの影響で訪台できないので・・・)
年内に訪台できるかどうか分かりませんが、その間に、しっかりシステム開発や台北での社員雇用などの準備に備えたいと思います。
設立3周年記念は、台湾で盛大にお祝いしたいですね!
コメント
2